園長あいさつ

かけがえのない一人ひとりの子どもを大切に かけがえのない
一人ひとりの子どもを大切に

 大阪信愛学院保育園では、0-2歳児のこども達が過ごしています。一般では、「乳児は小さいから何もできない。」「私たち大人が全てしてあげないと!!」と感じる方も多いのかもしれません。しかし実際は、違います。目で見たものを一瞬で頭の中にインプットでき、その時々に習得すべきものを吸収する事ができます。ではなぜすぐに行動できないのでしょうか?それは、まだ経験が浅く、又自分自身の身体を思うように動かせないからです。大人の語りかけや動作が早いと子どもたちは理解できず動くことができません。結果大人は「まだ何もわかっていない」と勘違いし、援助をしてしまいます。

 子ども達が「自ら意志を持ち、行動する。」ようになるためには、“Help me to do it myself(自分でできるように手伝ってください)”という、こどもたちの言葉にならない心の声を汲み取り、私たちは愛情を持ったまなざしで観察し、一人ひとりの子どもに最もふさわしい援助をゆっくり丁寧に行うことで人的物的環境を整える事で実現します。全身全霊をかけ「モンテッソーリ教育」に専念し、愛と信頼の栄養を注ぎます。

 こどもは神様にいただいた命を自ら成長させようとする生命力を持っています。「保育は生命への援助、そして生命に使えることはこどもの魂に語り掛け、仕えることです。」とマリア・モンテッソーリは100年前から説いています。こどもの大きな可能性を信じたマリア・モンテッソーリは、ご自身の墓石に「愛する全能のこども達よ、人類と世界が平和になるよう手伝ってください。」と刻み、私たちに「生きる事の大切さ」を今も私たちに呼びかけています。 

 大阪信愛学院保育園の職員は、こどもの人生最初の3年間、人格の重要な部分が全て形成されるという貴重な時期に、保護者の皆様と手を取り、ともに学びあい、こども達の未来のために個々のこどもへの援助ができ、本当に幸せです。聖母マリアの御手に委ねながら、職員が「一つの心、一つの魂」となり、尊い使命に微力ながらも全力投球していきたいと思います。

大阪信愛学院保育園
園長
梶谷 美和子

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